【新唐人2014年5月30日】ウクライナでは大統領選挙後も、東部での衝突が続いています。ウクライナ政府は東部の分裂勢力への制圧に本格的に着手しているほか、トゥルチノフ大統領代行が提案した共産党に対する全面的な取り締まりへの審議を急いでいます。大統領代行は、共産党はウクライナの主権と領土保全を踏みにじり、社会の安定を破壊したと強調しています。
記者
「2008年、ウクライナは大飢饉被害者記念碑を建てました。歴史学者は 1932年〜1933年の間、人為的な大飢饉によって、1000万人のウクライナ人が餓死したと指摘しています」
ウクライナでは共産党の執政期間中、強制労働、工業化、粛清および3回の大飢饉によって、数えきれない人々が命を落としました。
歴史学者は、共産党がもたらす最大の危害は社会への破壊だと指摘します。物質面だけでなく、精神面のものも容赦なく破壊するのです。
歴史学者
「ロシアを含む全ての共産国家がその危害を受け尽くし、全ての国が同じモデルに造られ、エリートがなくなり、道徳的価値観への追求のための凝集力がなくなりました」
歴史学者の推計では、1920年から1953年までの間、およそ3000万人が刑務所で迫害を受け、1130万人を超える人が強制労働収容所に送られました。
1972年にソビエトを批判する文章を書いたある詩人は、12年の判決を受けました。うち、7年間を集中キャンプで過ごし、残りの5年は流されました。
元政治犯
「ヒトラーが12年間でやった事はスターリンには遥かに及びません。スターリンは数十年の間、系統的にソ連の社会を破壊し、他の人にも破壊させました」
今のウクライナでは、多くの国民が共産党を禁止し、取り締まるべきだと考えています。
ウクライナ国民
「共産党がどれほど国を分裂したかと思うと、即刻取り締まるべきです。」
ウクライナ国民
「血を流す方法でも、血を流さない方法でも抗争すべきです。一旦目標を決めるとそれを勝ち取るのです。共産党にとって流血と人命はゴミと同じです」
共産党が世界にもたらした危害を、東欧の人々は肝に銘じています。ハンガリー、ポーランド、チェコやバルト海諸国は、共産党を禁止しているだけでなく、共産党のシンボルが公共の場所に現れるのも禁止しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/05/28/atext1112325.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)